近年、少しずつ需要が高まりつつある電気自動車ですが、具体的にどのような魅力があるのでしょうか。
思い切って電気自動車に乗り換えるのであれば、そのメーカーや車の特徴は押さえておきたいですよね。
今回は、テレビCMやニュースでも見る機会が増えてきたBYDの電気自動車について、人気の理由をひも解いていきます。
性能と価格のいいとこ取りの車に乗りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
BYDの電気自動車
本題に入る前に、BYDという会社について、情報を整理しておきましょう。
1995年に、中国広東省深圳(しんせん)でバッテリーメーカーとして創業したBYDは、2003年に自動車事業に乗り出しました。
2022年には、誰もが一度は耳にしたことがある、自動車ブランド「テスラ」を抑えて、電気自動車販売台数で世界第1位を掴み取っています。
BYDが、日本の乗用車市場に参入したのは2023年からですが、実は2015年から、すでに日本国内で電気バスを発売していた実績があります。
そんなBYDは、2024年4月現在、日本ではSUVタイプの『BYD ATTO3(以下、ATTO3)』と、コンパクトカータイプの『BYD DOLPHIN(以下、DOLPHIN)』の2種類を販売中です。
2024年年央には、新たにセダンタイプの『SEAL』を販売する予定です。
Japan EV of the year 2023でグランプリ受賞
『Japan EV of the year』は、電気自動車とEV充電器のさらなる普及を目的に、ENECHANGE株式会社が開催しているプロジェクトです。
誰でも参加できる「一般投票」と、電気自動車関連企業をはじめとする、キーパーソンに投票を依頼する「エバンジェリスト投票」の、合計ポイントでグランプリが選出されます。
BYDは、この『Japan EV of the year 2023』で、DOLPHINが最高ランクの「グランプリ」、ATTO3が「優秀賞」を同時受賞しました。
DOLPHINが、もっとも評価されたポイントは、設備の充実度に対するコストパフォーマンスの高さです。
くわえて、グローバルモデル車高が1,570mmだったのに対して、立体駐車場でも停められる1,550mmに下げた丁寧なローカライズも、多くの人に評価されています。
そしてATTO3は、BYDが日本進出第1弾として投入したコンパクトSUVタイプの電気自動車として、快適な運転に必要な装備がフル搭載されている点が、高く評価されました。
さらにその設備に対して、発売当初65万円だったCEV補助金が、型式指定認定により85万円まで増額されるなど、コスト面でのインパクトが多くの票を集めました。
両車種とも、電気自動車として高い性能を備えつつ、価格とのバランスも考慮されているポイントが、今回の受賞につながったといえます。
2023年の販売実績
2023年、BYDの年間販売台数は300万台の大台を超え、過去最高の記録をたたき出しました。
「世界の自動車販売台数トップ10」に初めてランクインするなど、新エネルギー車(NEV)市場を大きく牽引しています。
国際市場におけるBYDの存在感は大きく高まっており、輸出台数は24万2,765台を突破、販売エリアも6大陸70か国以上に拡大しています。
2023年12月単月の販売台数は、前年と比べて45%増の34万1,043台となり、2023年の年間販売台数は前年比61.9%増の302万4,417台でした。
これにより、中国市場では、BYDがもっとも販売台数の多い自動車ブランド、およびメーカーのポジションを維持しています。
BYDのここがすごい!
BYDの電気自動車は、最高峰の安全性能を誇ります。
ATTO3に搭載されたブレーキシステムは、2種類の機能が組み合わさって構成されています。
前方の車や歩行者と追突するおそれがある場合に、メーター表示の点灯とアラームで、運転中のドライバーに対して警告を出す、前方衝突予測警報(FCW)。
そして、前方衝突予測警報の緊急警告を受けてもドライバーが対応しなかった、あるいは反応できなかった場合に作動する、自動ブレーキ(AEB)です。
DOLPHINは、上記にくわえて、ペダルの踏み間違えによる急発進を防ぐ装置や、車内に取り残された子どもを検知して注意を促すシステムなども搭載されています。
これらの機能が評価され、ヨーロッパで実施される自動車安全テスト「EURO CAP」では、DOLPHINが、最高評価である五つ星を獲得しています。
さらに、欧州で最大かつ、もっとも価値のあるカーアワードの一つ、「Best Buy Car of Europe 2024」も受賞しました。
すでに海外では発売中の『BYD SEAL(以下、SEAL)』も、「EURO CAP」において最高評価を獲得しているため、国内に参入する2024年年央が待ち遠しいですね。
BYDが選ばれる理由
こうした目覚ましい販売実績や受賞歴などを見ると、なぜここまでBYDの電気自動車が選ばれるのか、その理由が気になるところかもしれません。
ここでは、考えられる3つの理由に迫ります。
➀運転がより快適になる性能が標準搭載されているため
BYDの電気自動車で特筆すべきは、その標準装備の多さです。
国内メーカーの電気自動車の多くは、各種機能や装備をオプションで追加する必要があり、そのぶん費用がかさんでしまいます。
しかし、BYDの電気自動車には、オプション装備がほとんどありません。
最初から必要な機能がひと通り搭載されているので、購入時にあれやこれやと頭を悩ませる必要がないのです。
安全な運転に欠かせない装備はもちろんのこと、おしゃれなホイールや合皮シートなど、快適なドライブに、あるとうれしい装備や機能がこれでもかと多数搭載されています。
ATTO3には、パラノマサンルーフも標準搭載されているので、天気の良い日にサンルーフを開けると、最高のドライブになること間違いなしです。
また、ATTO3とDOLPHINには、日本語音声認識機能がついています。
「ハイ!BYD」と、ひと声かけるだけで、サンルーフの開閉はもちろん、エアコンの設定変更など、さまざまな操作を指示できます。
ハンドルから手が離せない、運転中にとても助かる機能ではないでしょうか。
②求めやすい価格に抑えられているため
国内で販売されているATTO3やDOLPHINの性能の高さは、これまでの説明でお分かりいただけたでしょう。
しかし、いくら性能がよかったとしても、価格が高すぎると安易に手が出せませんよね。
その点、BYD全体では「消費者がなるべくお求めやすい価格で提供する」という方針を、強く意識しているため、価格面にも力を入れています。
たとえば、ATTO3はメーカー小売価格440万円に対して、CEV補助金を使えば85万円を受け取れるので、実際の購入価格は355万円となります。
次いでDOLPHINも、65万円の同補助金を受けられるので、スタンダードモデルは298万円、ロングレンジモデルは342万円で購入できるのです。
ここまで紹介してきた性能面から見ても、この金額は破格といえるでしょう。
そして、お求めやすさを重視しているATTO3とDOLPHINに対し、高価格帯のハイエンドモデルとして位置づけられているのがSEALです。
車体価格は4WDタイプで約600万円(中国発売価格)と、少し高めですが、モーター出力や航続距離は、ATTO3とDOLPHINのロングレンジモデルを大きく上回っています。
これまでの車種よりも性能面に優れたSEALは、シックで上品な印象の強いデザインに仕上がっており、性能面・デザイン面を重視する方におすすめです。
③専用のプラットフォームが採用されているため
BYDの電気自動車に、共通して採用されている専用プラットフォーム『e-Platform3.0』の存在も、多くの方に選ばれる理由の一つです。
そもそも、どのような車にも、土台や基礎となるプラットフォームが存在しており、その良し悪しによって、車全体の仕上がりが大きく変わります。
e-Platform3.0は、BYDが新たに開発したプラットフォームであり、電気自動車専用である点が、大きな特徴です。
さらに、e-Platform3.0には、電気自動車の制御に必要なシステムや、モーターなどがコンパクトに集積されています。
配線の数が最小限に抑えられているだけでなく、省スペース化を実現していることで、重量・コストを削減し、くわえて車内の空間まで確保できるという優れものです。
BYDが開発しているブレードバッテリーも、このプラットフォームに組み込まれているので、走行時の安定感が増し、ボディ剛性の高さや安全性の確保にもつながっています。
車種ラインナップ一覧
BYDが販売している電気自動車の概要や、選ばれる理由などを見てきましたが、ここでそれぞれの車種の性能を一覧してみましょう。
ラインナップとともに、以下の表にまとめましたので、ひと目で違いを理解したい方は、ご覧ください。
BYDの車種ラインナップと性能一覧
ATTO3 | DOLPHIN(※1) | SEAL(※2) | |
タイプ | SUV | コンパクトカー | セダン |
乗車人数 | 5名 | 5名 | 5名 |
全長(mm) | 4,455 | 4,290 | 4,800 |
全幅(mm) | 1,875 | 1,770 | 1,875 |
全高(mm) | 1,615 | 1,550 | 1,460 |
車両重量(kg) | 1,750 | 1,520/1,680 | - |
モーター出力(kw) | 150 | 70/150 | 230 |
電池容量(kWh) | 58.56 | 44.9/58.56 | 82.56 |
最大トルク(N.m) | 310 | 180/310 | - |
航続距離(km) | 470 | 386/471 | 555 |
最小回転半径(m) | 5.3 | 5.2 | - |
車体価格(円) | 450万 | 363万/407万 | 約600万(4WDタイプ/中国参考価格) |
※1:DOLPHINにはスタンダードモデル(左の数字)とロングレンジモデル(右の数字)の2種類が存在する
※2:SEALにはFRモデルと4WDモデルの2種類が存在する
価格面で一番お求めやすいのはDOLPHINで、CEV補助金を利用すれば、スタンダードモデルなら298万円、ロングレンジモデルでも342万円にまで抑えられます。
航続距離もロングレンジモデルで400kmは確保されているので、普段使いで困ることもなさそうです。
3車種のなかで、中間に位置するATTO3は、SUVゆえの汎用性の高さが売りであり、日常生活だけでなく、アウトドアやレジャーでも大活躍の1台です。
走行性能をもっとも重視するのであれば、国内では2024年年央に発売予定の『SEAL』がうってつけでしょう。
航続距離も、モーターの最大出力のいずれも、ATTO3とDOLPHINを上回るタイプなので、実際に乗車できるのが待ち遠しいですね。
BYDの電気自動車の特徴
ここで、改めてBYDの電気自動車の特徴をおさらいしておきましょう。
概要
BYDは、バッテリーメーカーとして創業したこともあり、電気自動車に関するバッテリーの技術力にも長けています。
BYDが製造している「ブレードバッテリー」は、安全性・耐久性ともに高水準かつ、容量も多い優れものです。
このバッテリーは希少金属を使用しておらず、コストも抑えられているのが最大の特徴です。
さらに、電気自動車の製造に必要なパーツのほとんどを内製しているのも、低価格を実現している理由の一つです。
日本の自動車メーカーの場合、主要なパーツは自社で製造、ほかのパーツは外注しており、7割に近いパーツが外注によって製造されているといわれています。
その点、BYDのパーツ内製率は約9割を誇っており、製造コストを他社よりどれほど抑えられているのかが歴然です。
ATTO3やDOLPHINは、このような理由からコストパフォーマンスがとても高い電気自動車として、人気を集めています。
2024年3月1日には、ATTO3の機能面がさらにアップデートされ、新カラーも追加されました。
今後も、低価格帯から高価格帯まで、幅広いラインナップを拡充させていく予定とのことなので、BYDの動向にますます目が離せません。
性能
BYDの電気自動車は、ただ安いだけではありません。
これまで見てきた通り、その性能も、目を見張るものがあり、他社の追随を許さないほどです。
走行性能やバッテリー性能が高いのはもちろんですが、前述の通り、快適に運転できる装備が標準搭載されているのも、利用者にとってはうれしいポイントでしょう。
衝突を予測した際の自動ブレーキや、ドライバーの死角をカバーするアラウンドビュー、アラートといった安全装備も万全です。
DOLPHINでは、それらにくわえて、ペダルを踏み間違えたときの加速抑制機能が備えられています。
誤って発進しそうになったとしても、車側でアクセル操作が制御されるのです。
さらに、子どもの置き去りを検知するシステムなども、日本仕様車に初めて搭載されました。
機能面では、ATTO3とDOLPHINの両方に、12.8インチの回転式ディスプレイが標準搭載されています。
このディスプレイは、画面の向きをスイッチで簡単に変更でき、エアコンや車両設定、iPhoneに接続できるApple CarPlayにも対応しています。
ご自身のスマートフォンと接続すれば、お気に入りの音楽を流しながら、ドライブを楽しめますね。
長時間の運転に欠かせない各種ポートも、USBのTypeAとTypeCポートの両方が備えられているので、利便性も十分です。
性能面と機能面の、良い部分を組み合わせた電気自動車といえます。
デザイン
BYDが展開する電気自動車は、デザイン面でも高い評価を得ています。
というのも、デザインを手掛けるのは、メルセデス・ベンツ出身のミケーレ・パガネッティ氏や、アウディ出身のウォルフガング・エッガー氏など、非常に豪華な面々なのです。
ATTO3は、流線的で躍動感のあるデザインとなっており、スポーティーかつ精悍なフロントフェイスが特徴的です。
中国の伝統を思い浮かべる龍の目をモチーフに作られたライトによって、スタイリッシュな印象を演出しています。
DOLPHINに取り入れられているのは、海洋生物から着想を得たオーシャンエステティックなデザインです。
全体的に丸みを帯びた可愛らしいフォルムなので、老若男女問わず好まれるオールマイティなデザインに仕上がっています。
300万~400万円台の車のデザインに、これほど力を入れているメーカーは、BYD以外には見かけないのではないでしょうか。
内装も、電気自動車とは思えない工夫が施されているので、気になる方はぜひ試乗体験で確かめてみてください。
カンタン試乗レポ
以下に、ATTO3とDOLPHINに試乗された方の感想をまとめました。
ATTO3
ATTO3の試乗にあたって、担当の方がシフトの操作について、詳しく教えてくれました。
シフトノブのパターンは、D(ドライブ)、R(リバース)、P(パーキング)、N(ニュートラル)の4種類のみで、シフトをDに入れると簡単に車を走らせることができます。
ブレーキを踏みながらUNLOCKボタンを押さない限り、シフトは入らないので、誤ってシフトを入れて、意図せず車が動いてしまうという懸念も払しょくされました。
シフト操作を理解したところで、いよいよ発進です。
アクセルペダルを踏み込むと、ゆるやかに動き始めました。
町中の狭い路地や曲がり角の小回りも利いており、回生ブレーキの感覚はガソリン車と何ら変わりません。
店舗に戻ってきたあとは、アラウンドビューモニターにて、周囲の状況を見ながら駐車できました。
試乗中のモーター音や振動もほとんどなく、とても快適なドライブでした。
試乗した感想としては、「こんなに良い車なのに、440万円ってお得すぎない!?」です。
機能や装備は事前に説明を受けていましたが、試乗してみると、良い意味で違った感覚でした。
標準搭載される機能の多さに対するコストパフォーマンスの高さは、ほかのメーカーには真似できないものだと実感しました。
DOLPHIN
今回試乗したのは、DOLPHINのスタンダードモデルです。
試乗にあたってまず確認したシフト操作は、ダイヤル式で操作性は抜群。
アクセスペダルを踏み込むと、車体が動き出し、速度もスムーズに上がっていきました。
スピードコントロールは、難しいわけではなく、むしろ扱いやすいな、という所感です。
狭い道路や曲がり角が多い町中でも、軽やかに運転でき、切り返しが必要になることはありませんでした。
長い直進でグッとアクセスペダルを踏み込めば、一気に速度が上がっていきます。
低速から上がっていく瞬間のアクセルレスポンスは、目を見張るものがあり、その加速性能は、やはりと言うべきか、電気自動車のパワーを如何なく発揮していました。
駐車には、DOLPHINに新たに追加されたという「駐車原則制御システム(CDP)」を使ってみました。
車の進入角度や周辺の障害物との距離が、リアルタイムで表示されるので、駐車が苦手な方でも難なく停められそうです。
試乗を終えてみてわかったことは、とにかくDOLPHINは運転しやすい! ということです。
スムーズな走り出しと、パワフルな加速を両立するモーター、さらにキビキビと動かせる操作性が組み合わさり、非常に心地良いドライブになりました。
ATTO3の特徴
ATTO3には、まだまだ見ていただきたい特徴があります。
ATTO3の内装には、フィットネスジムと音楽を意識した独創的なインテリアが取り入れられ、非常に独創的な見た目に仕上がっています。
ブルーとグレーを基調とした配色で、ほどよいスポーティーさと上品さを兼ね備えており、ドライブも上機嫌で楽しめそうですね。
また、見た目だけではなく、運転のしやすさも折り紙つきです。
人間工学に基づく配置によって、運転中に操作したい機能はハンドル周りにすべて収まっており、バッテリー残量や速度表示のメーターも、ハンドルの奥に表示されます。
前の座席のセンターにあるアームレフトは、上の部分を押すとドリンクホルダーに早変わりします。
深さも調整できるので、大きいサイズのペットボトルでも安定して収納できますよ。
座席のシートは、すべて合皮製で作られています。
デザインだけではなく、素材も高級外車に引けを取らない良質なもので、しかも標準装備なのが驚きです。
ほかにも、ここでは語りつくせないATTO3の魅力があるので、ぜひ試乗したうえで、そのすばらしさを実感してみてください。
DOLPHINの特徴
DOLPHINには、スタンダードモデルとロングレンジモデルの2つのモデルが用意されています。
ATTO3よりもコンパクトではありますが、日本の一般的なコンパクトカーよりは大きめ、くらいのサイズ感です。
スタンダードモデルは、モーター出力や航続距離がやや控えめになっているぶん、重量が軽く、取り回しが良さそうに見えます。
一方、ロングレンジモデルは、ワンランク上のバッテリーとモーターを搭載し、航続距離や走行性能が高いモデルです。
DOLPHINのフロント部分は、シンプルなデザインに仕上がっており、緩やかなカーブを描くヘッドライトが、見る人に柔らかな印象を与えます。
リヤのテールライトは、横一直線に伸びた定番デザインでありつつ、両端では線がうねって幾何学模様を形成しています。
独創性も備えているので、後ろから見たときに「DOLPHINだ!」とすぐにわかるデザインは、所有者からするとうれしいポイントですよね。
内装に目を向けてみると、波をコンセプトにした優雅な空間が広がっています。
運転席のコックピット周りは、ドライバーの利便性が第一に考えられており、運転中に触る可能性のある機能は、すべてハンドルに集約されています。
ATTO3と同じく、座席に使われている合皮によって車体価格以上の高級感が漂い、運転席と助手席にはシートヒーターが装備されているので、寒い時期の運転も快適です。
BYDの電気自動車に使える補助金
本文内でも、何度か言及していますが、BYDの電気自動車は補助金や税制優遇を活用することで、お得に購入することができます。
ATTO3とDOLPHINを取り上げ、どのくらい費用を抑えられるのかをまとめました。
ATTO3
ATTO3は、補助金と税制優遇を組み合わせれば、約90万円もお得に購入いただけます。
メーカー希望小売価格(税込) | 440万円 |
CEV補助金を考慮した価格 | 335万円 |
CEV補助金 | 85万円 |
エコカー減税 | 約3万円 |
グリーン化特例 | 約1万8,750円 |
環境性能割 | 0円(非課税) |
補助金や税制優遇でお得になる金額 | 約90万円 |
ATTO3で受け取れるCEV補助金が、上限額の85万円なのは、型式指定認証を取得しているためです。
そのため、ATTO3に活用できる制度のなかで、もっとも大きな金額を受け取れるのは、CEV補助金ということになります。
これにくわえて、エコカー減税とグリーン化特例の利用によって減免される金額が、合わせて約4万8,750円、合計約90万円のお買い得というわけです。
独自の補助金を交付している自治体もあり、それらを併用すると、さらに安く購入できる可能性があります。
DOLPHIN
DOLPHINも、補助金や税制優遇の利用で、約70万円もお得に購入できます。
メーカー希望小売価格(税込) | スタンダードモデル:363万円 ロングレンジモデル:407万円 |
CEV補助金を考慮した価格 | スタンダードモデル:298万円 ロングレンジモデル:342万円 |
CEV補助金 | 65万円 |
エコカー減税 | 約3万円 |
グリーン化特例 | 約1万8,750円 |
環境性能割 | 0円(非課税) |
補助金や税制優遇でお得になる金額 | 約70万円 |
ATTO3と異なるのが、CEV補助金で受け取れる金額が、65万円という点です。
これは、DOLPHINがまだ型式指定認証を取得しておらず、上限額まで受け取れないためです。
今後国内で販売予定のSEALも、型式指定認証の取得を目指しているそうなので、実現すれば、BYDの電気自動車を購入する際は、85万円の補助金を受け取れるようになります。
とはいえ、現状でも、DOLPHINのスタンダードモデルは、CEV補助金込みで300万円を切っており、上限額を受け取らずとも破格の安さといえます。
試乗するならBYD AUTO横浜中央店で!
今回は、BYDが販売する電気自動車に焦点を当てて、選ばれる理由を特徴とともにご紹介しました。
「電気自動車は高い」というイメージが強いかもしれませんが、BYDの電気自動車のように、補助金や税制優遇を活用すれば、むしろコストパフォーマンスが良いケースもあります。
日本ではまだまだ見る回数の少ない電気自動車ですが、BYDの電気自動車について調べていると、筆者も電気自動車に乗り換えようかという気持ちが湧いてきました。
実際に乗車された方のコメントを見ても、BYDの担当者の丁寧な接客がうかがえます。
ATTO3もDOLPHINも、試乗予約を受け付けているので、実際に運転してみることで、また違った景色が見られるかもしれません。
BYD横浜中央店では、ATTO3とDOLPHINを対象に、「今だけ、0(ゼロ)金利キャンペーン(※1)」を実施中です。
このキャンペーンを利用すると、ローンの支払期間が終了するまでの4年間で、約20万円~、金利分がお得になります。
なお、キャンペーン対象期間は、車両登録日が2024年4月1日~2024年6月28日、ローン申込日が2024年4月10日~2024年6月30日までです。
この絶好の機会を逃さないよう、ぜひキャンペーンを利用して、お得にBYDの電気自動車を購入しましょう。
※1:「今だけ、0金利キャンペーン」は、残価設定型ローン「BYD eローン」にのみ適用