こんにちは!
東京都新宿区にある株式会社ecloreにて、事業部長をやっております望月と申します。
2023年に引き続き、今年もBYD横浜中央店さんからお声がけをいただきました!
さて、今春いよいよ、BYDが日本に展開するEVの第3弾である『SEAL』が発売されます。
今回はそれに先立ち、発売済みの『ATTO3』と『DOLPHIN』も含めた3車種のなかから、テーマごとにおすすめの車種を紹介していきます。
「結局どれを選べばいいのかわからない……」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてください!
目次
BYDのEV3車種の概要
本題へ入る前に、日本で発売済みの2車種のおさらいと、今春に発売予定の『SEAL』の予習を済ませておきましょう!
『ATTO3』は、日本で最初に発売されたBYDのEVです。
SUVとしての利便性の高さと、航続距離の長さが相まって、非常に実用性の高い一台として世界でも人気を博しています。
デザイン性も高く、SUVらしからぬスタイリッシュなエクステリアと、ほかに類を見ない独創的なインテリアが、特別感をより一層引き立てています。
日本で次に発売されたのが、コンパクトカーの『DOLPHIN』です。
DOLPHINは性能の異なる2つのモデルが展開されており、日常的な使いやすさを優先するか、走行性能の高さを優先するかに合わせて、適したほうを選択することができます。
また、安全装備の充実ぶりも目を見張るものがあり、普段あまり運転されない方にもおすすめできるのが強みです。
そして、2024年春に発売される予定の最新モデルが、『SEAL』です。
SEALは、BYDが日本向けに展開する車種としては初めてのセダンタイプで、ATTO3やDOLPHINとはまた異なる、シックな雰囲気が感じられます。
モーターの出力や航続距離の長さもその2車種とは一線を画しており、高級なハイエンドモデルとして位置づけられています。
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【2024年】BYD ATTO3のニューモデル
2023年にリリースされたBYD Atto3ですが、2024年にはニューモデルが登場しました!
新外装色である、"コスモスブラック"が追加され、ディスプレイのサイズも大きく変更。
その他、音声認識やアプリ追加などの機能面も充実し、さらにパワーアップした車種となります。
もちろん、CEV補助金の対象でもあるので、ぜひ試乗にてお試しください。
【テーマ別】BYDのおすすめ車種
車種のおさらいもできたところで、ここからは、いよいよテーマ別におすすめのEVを紹介していきます!
なお、詳細なポイントは、昨年もお世話になった、BYD横浜中央店の岡田さんに補足していただいております。
デザイン性
まずは、デザイン性の観点からそれぞれの特徴を掘り下げてみましょう!
ATTO3の外装は、龍をモチーフとした、非常にアグレッシブなデザインに仕上がっています。
特にその印象が強いのがフロントで、キリっと吊り上がったヘッドライトが、鋭い龍の眼光のようで実にスタイリッシュです!
うねるようなラインが施されたボディサイドも、ATTO3の力強さを引き立てています。
内装もとてもユニークで、ギターの弦のようなドアポケットに、筋肉をイメージしたインテリアパネルなど、遊び心に溢れた意匠が散りばめられています。
一方、DOLPHINは、外装内装ともに、曲線を主体とした柔らかなデザインで統一されているのが特徴です。
丸みを帯びた可愛らしいヘッドライトに、波を基調とした落ち着いた雰囲気の内装と、ATTO3よりも親しみやすさが優先されているように感じられます。
ロングレンジモデルなら、車体をツートンカラーにできるので、カラーリングにこだわりたい方にもおすすめです!
そして最後のSEALですが、セダンタイプでありながらも、前の2車種よりもスポーティーな印象を強く受けます。
長めのフロントに切れ長のヘッドライトと、王道かつ美しいスタイリングで、誰が見ても「かっこいい!」と思える外観です。
内装もシックにまとまっていて、ハイエンドモデルとしてのエレガントさが前面に出ていると感じられました!
岡田さん:
独創性や個性を求めるならATTO3、オーソドックスで可愛らしいデザインが好みならDOLPHIN、スポーティーでかつエレガントな車に乗りたいならSEAL。
というふうに、好みに合わせてお選びいただければと思います。
航続距離
続いては、航続距離を比較してみましょう。
それぞれの車種の航続距離は、以下の通りです。
【BYDのEV3車種の航続距離】
ATTO3 | DOLPHIN スタンダード | DOLPHIN ロングレンジ | SEAL | |
航続距離(km) | 470 | 400 | 476 | 555 |
電池容量(kWh) | 58.56 | 44.9 | 58.56 | 82.56 |
ご覧の通り、SEALの航続距離が頭一つ抜けているのがわかります。
ハイエンドモデルなだけあって、EVとしての基本性能はSEALに軍配が上がるようです。
「とにかく長距離を走れるEVが欲しい!」という方は、SEALの発売を待つのが得策かもしれませんね。
望月:
1月の時点で購入可能な車種だと、ATTO3とDOLPHINのロングレンジモデルが選択肢に挙がりますね。
この2車種だと、どちらがおすすめでしょうか?
岡田さん:
SUVとコンパクトカーのどちらの強みを取るかによって、大きく変わるところですね。
その点は、このあと詳しくご説明いたします。
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日常生活での使いやすさ
岡田さんのおっしゃる通り、航続距離だけではなく、普段の生活での使いやすさも、EVを選ぶうえでは重視したいポイントです!
特に車体のサイズは、取り回しの良さに直結する部分なので、しっかりと比べておく必要があります。
【BYDのEV3車種のサイズ】
ATTO3 | DOLPHIN スタンダード | DOLPHIN ロングレンジ | ||
全長(mm) | 4,455 | 4,290 | 4,290 | 4,800 |
全幅(mm) | 1,875 | 1,770 | 1,770 | 1,875 |
全高(mm) | 1,615 | 1,550 | 1,460 | |
ホイールベース(mm) | 2,720 | 2,700 | 2,700 | 2,920 |
車両重量(kg) | 1,750 | 1,520 | 1,680 | 約2,000 ※海外で発売済みのモデルを参照 |
上の表からもわかるように、コンパクトカーのDOLPHINのサイズがもっとも小さいですね。
岡田さんいわく、ATTO3よりも全高がやや低めなのが、DOLPHINの強みとのこと。
岡田さん:
ATTO3だと立体駐車場が使えないケースが多かったのですが、車高が低くなったDOLPHINなら、その心配もありません。
全長・全幅も短く、スタンダードモデルならATTO3より200kg近く軽いので、街中や住宅街でも扱いやすい一台となっております。
もちろん、ATTO3やSEALはサイズが大きいぶん車内は広く、重量があるからこそ走りの安定感にも優れています。
普段の運転で優先したい機能によって、最適な車種をご判断いただければ幸いです。
安全性
日常生活での使いやすさとあわせて比較したいのが、安全機能です。
まず周知しておきたいのが、いずれの車種も、欧州の自動車安全性能テスト『Euro NCAP』で最高評価の5つ星を獲得しているということです。
運転手をサポートするアシスタント機能に、周囲を確認できるアラウンドビュー、そして万が一に備えた乗員保護性能の高さと、必要とされる装備・機能は十分に備わっています。
そのうえで、さらなる安全支援を、という方には、数々の追加装備を施したDOLPHINが適しているかもしれません。
上記の装備にくわえて、ペダルを踏み間違えた際の加速抑制機能や、子どもの置き去りを検知するシステムまで搭載されており、誰でも安心して運転できるように配慮されています。
岡田さん:
取り回しの良さも含めて、DOLPHINは、運転に不慣れな方にもおすすめできる万能な一台であると考えています。
対するATTO3とSEALは、高速走行時の安定性を優先したい方におすすめですね。
特にSEALは、スーパーカー並みの車体剛性を誇っており、安定性の高さもさることながら、衝突時の乗員保護性能でも非常に高い評価を獲得しています。
望月:
普段運転するときの安心感と、高速で運転するときの安心感、どちらを優先するかで選ぶのがよさそうですね。
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価格面
最後に、気になる方も多いであろう、価格面を比較していきます!
なお、SEALの記載価格は中国での販売価格であり、今後日本で販売される際の価格はこれとは異なる可能性がある点は、注意が必要です。
【BYDのEVの価格一覧】
ATTO3 | DOLPHIN スタンダード | DOLPHIN ロングレンジ | SEAL FRモデル | SEAL 4WDモデル | |
税込価格(円) | 440万 | 363万 | 407万 | 約380万 | 約600万 |
CEV補助金を考慮した価格(円) | 355万 | 298万 | 342万 | ― | ― |
SEALは、低価格のFRモデルと、4WDのハイパフォーマンスモデルの2種類が発売される予定のため、それぞれに分けて参考価格を記載しています。
日本で販売中の車種で一番お求めになりやすいのは、DOLPHINのスタンダードモデルですね。
CEV補助金込みで300万円を切るのは、性能を考慮すると破格だと言えます。
とは言え、ATTO3もSUVで355万円という、かなりお買い得な価格設定です。
SUVゆえの利便性の高さやサンルーフなどの装備面、航続距離の長さも加味すると、ATTO3のコストパフォーマンスの高さも特筆すべきものがありますね!
SEALは、FRモデルなら日本円換算で380万円と、思っていたよりも手の届きやすい価格になっていることに、少し驚きました。
よりパワーのある4WDモデルは600万円なので、DOLPHIN同様、ニーズに合わせて選べるように配慮されているわけですね。
順当に行けば、SEALもCEV補助金の対象になると考えられるので、実売価格はより下がることが期待できそうです!
他社EVと比較した際の強み
テーマ別にBYDのおすすめ車種をまとめてきましたが、総じてどの車種も非常に優れたEVであることは、おわかりいただけたかと思います。
ここで、比較の対象を他社のEVに移して、BYDのEVの強みをより明確にしてみましょう!
バッテリー性能の高さ
まず注目するべきなのは、バッテリー性能の高さです。
もともとバッテリーメーカーだった歴史をもつBYDは、バッテリーに関する技術力では他社と比べて頭一つ飛びぬけています。
その最たる特徴が、BYDが独自に開発した『ブレードバッテリー』です。
BYDのバッテリーに用いられるリン酸鉄リチウムイオン電池は、安全性は高いものの、バッテリー容量の確保が難しいという弱点を抱えていました。
しかしBYDは、リン酸鉄リチウムイオン電池を薄いブレード状にすることで、限られたスペースに効率よく敷き詰められるようにし、その弱点を解消したのです。
BYDが、安全性の高さと航続距離の長さを両立したバッテリーを供給できるのには、こうした技術的裏付けがあるわけですね!
価格面
車の性能に対する価格の低さも、BYDの躍進を後押ししています。
たとえば、ATTO3と同程度のバッテリー容量をもつ他社のEVを見てみると、その価格は安くとも480万円台、高ければ500万円台と、ATTO3よりも高額なものがほとんどです。
もちろん、価格に影響する要素はバッテリーの性能だけではありません。
各種安全装備や諸機能の内容も、価格を決める要因になりますが、ATTO3はその点においても充実しているので、総合的にみて極めてお値打ちな車と言えます。
望月:
BYDの車がここまでのコストパフォーマンスを発揮できるのは、一体なぜなんでしょうか?
岡田さん:
BYDは他社と比較して、自社で製造しているパーツの割合が非常に多いためですね。
車の開発・生産で外製コストがほとんど発生しないので、結果として、販売価格も安く抑えられるわけです。
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BYDのEVは求める内容に合わせて選ぶのがベスト!
いかがでしたでしょうか?
ATTO3、DOLPHIN、そしてSEALは、それぞれ異なる特徴・強みを持っており、一概にどれが優れていると決めることはできません。
ご自身に合った車種を選ぶためにも、まずは、ご自身がEVに何を求めるのかを、しっかりと考えるところから始めてみましょう!
「それでもまだ悩んでしまう……」という方は、ぜひBYD横浜中央店までお越しください。
実際に車を見たうえで詳細な説明を聞けば、きっとぴったりの一台が見つかるはずです!
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監修者情報
監修者:もっちー
東京都新宿区の株式会社ecloreにて、Webサイト編集長兼Webマーケティング事業部長を担当。
大手美容クリニックのマーケティング担当を経て参画し、現在は自社サイトである『Rank-Quest』の提供するSEOサービスを統括する。
今回試乗させていただいたディーラー様:BYD横浜中央店
所在地:神奈川県横浜市中区長者町1丁目4−14
電話番号:0120-045-089
営業時間:10:00~18:00(毎週火曜日、水曜日は定休日)
対応いただいた担当者様:岡田智美さん
また、BYD ATTO3の試乗レポートとBYD DOLPHINの試乗レポート、最新車種BYD SEALの試乗レポートも公開中です!
ぜひ、あわせてご覧ください。