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もっちー

【特集】BYD SEALのバッテリー性能や充電方法について解説!

更新日:9月25日

2024年6月25日に新車種として発売された、BYDの『SEAL』をご存じでしょうか?

発売から1か月で受注台数300台超えを記録しており、早くも人気車種となりつつあります。

購入を検討中の方のなかには、バッテリー性能を気にする方もいらっしゃるかもしれません。

 

そこで本記事では、SEALのバッテリー性能や、その裏側にあるBYDの技術などを紹介します。

ご自宅で充電した際の電気料金なども記載しているので、ぜひ最後までお読みください。


目次

 2-1.普通充電


SEALのバッテリー面での特徴



SEALには従来の車種と同様ブレードバッテリーが搭載されており、安全性や航続距離の長さをかなえたモデルとなっています。

そんなSEALには、後輪駆動の通常モデル、四輪駆動を採用しているAWDモデルの2種類が存在します。

それぞれのバッテリーに関する性能を、以下の表にまとめました。


SEALの通常モデルとAWDモデルの主な性能


BYD SEAL

BYD SEAL AWD

バッテリーの種類

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー

総電力量(kWh)

82.56

82.56

1回の充電での走行距離(km)

640

575


バッテリーの種類は両モデルともに同じで、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーが搭載されています。

ただし、一度のフル充電で航続可能な距離は異なっており、通常モデルは640km、AWDモデルは575kmとなっています。

どちらのモデルでも、問題なくロングドライブを楽しむことができるでしょう。


また、BYD SEALの試乗レポートも公開中ですので、合わせてご覧ください。


BYD SEALの試乗レポートはこちら

SEALの充電方法



ここからは、SEALの充電方法を紹介します。

普通充電と急速充電、それぞれどのような違いがあるのか気になる方はチェックしてみましょう。

普通充電

SEALはAC200V・3kWの普通充電ケーブルを標準装備しています。

そのため、EV充電用コンセントとつなぐだけで、ご自宅でも手軽に充電することが可能です。

また、ショッピングモールやコンビニに設置されている充電スポットでも充電できるので、日常生活においてバッテリー残量を頻繁に気にする必要はほとんどありません。

 

さらに、3kWのおよそ2倍のスピードで普通充電できる6kWにも対応しており、こちらであれば7~10時間ほどで満充電ができます。

急速充電

SEALはCHAdeMO方式に対応しており、急速充電が可能です。

 

CHAdeMOとは、電気自動車用の急速充電規格の一種のことです。

高速道路のサービスエリアなどに設置されている急速充電器は、ほとんどCHAdeMO方式を取り入れています。

 

また、SEALはバッテリー温度管理システムを採用しており、90kWの充電器を用いた場合、およそ30分で42kWhの充電量が実現します。

42kWhで210kmほど走行できるので、これだけの距離を走れるなら、充電量としては申し分ないでしょう。

 

なお、全国のBYDの正規ディーラーでは、50kWと90kWの出力をもつ急速充電器の設置を進めています。

地方に行く際は、ぜひご利用ください。


BYD SEALを満充電するといくらかかる?



SEALの場合、自宅でバッテリー容量が100%になるまで充電した際、およそ2,200円の電気料金がかかります。(※一般家庭の電気料金が25~32円であると想定した場合)

一方で、SEALと同じ航続距離のガソリン車で燃料を満タンまで入れると、およそ15,000円の出費となります。

したがって、SEALのほうが圧倒的にコストパフォーマンスは優れているといえるでしょう。

 

ただし、上記の電気料金は契約している電力会社や料金プランなどの状況によって大きく変わります。

ご自宅での充電を想定しているのであれば、購入前に料金プランを見直しておきましょう。


SEALの走行をサポートするバッテリー技術



SEALの充電方法などがわかったところで、ここからはSEALを縁の下から支えるバッテリー技術を解説していきます。

ブレードバッテリー

ブレードバッテリーとは、立ち上げ当初はバッテリーメーカーだったBYDの真髄ともいえる技術です。

先ほどの繰り返しになりますが、安全性と強度の高さ、そして航続距離の長さを実現しました。

 

ブレードバッテリーには、リン酸鉄リチウムイオン電池が採用されています。

この電池を取り入れたバッテリーは結晶構造が頑丈で熱安定性にも優れており、安全性が非常に高いのです。

従来の電気自動車のバッテリーと違い希少金属を使用していないので、コストを抑えられているのも利点の一つといえます。

 

また、ブレードバッテリーは航続距離の観点から見ても非常に優秀です。

 

リン酸鉄リチウムイオン電池は、エネルギー密度が低いのが唯一の弱点とされています。

しかし、ブレードバッテリーの構成をシンプルにしたことでスペースを有効活用できるようになり、より多くのセルを追加できるようになりました。

その結果、容量の少なさが克服され、航続距離を伸ばすことにも成功したのです。

新技術のCTBを搭載したe-Platform 3.0

先ほどご紹介したブレードバッテリーと、8in1電動パワートレインや高効率ヒートポンプシステムで構成されたものがe-Platform 3.0です。

 

e-Platform3.0自体はBYDの全車種に搭載されており、心臓部であるといっても過言ではありません。

衝突時の安全性も高いので、万が一のことが起こった際も大切な命を守ってくれます。

 

ただし、SEALには従来の車種とは異なる点があります。

それは、新たに追加された技術であるCTB(Cell to Body)を搭載しているという点です。

 

これまでのBYDの車種は、プラットフォームにバッテリーをどう格納するかが課題とされていました。

しかしCTBでは、サイズを小さくしたブレードバッテリーをボディの一部として格納することで、安全性はもちろんのこと、航続距離を伸ばすことにも成功したのです。

 

また、CTBの導入により従来バッテリーで占められていたスペースが空き、以前のe-Platform3.0よりもさらに快適な車内を実現できました。


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電気自動車のバッテリーでできること


電気自動車のバッテリーは運転だけでなく、そのほかのことにも活用できるのをご存じでしょうか?

もちろん、SEALのバッテリーもほかの車種と同様、多種多様な用途で活用できます。

ここからは、電気自動車のバッテリーでできることを紹介します。

キャンプやアウトドア

キャンプなどのアウトドアシーンでは、電気自動車のバッテリーは非常に重宝します。

 

電気自動車のバッテリーから給電すれば、屋外でも問題なくホットプレートや電気ケトルを利用することが可能です。

給電する際は、車内のコンセントか給電端子を使うこととなります。

どちらも専用の機器の設置や配線工事などが不要なため、手軽に利用できます。

火を起こさなくても料理ができるようになったり、暖をとれたりするので、キャンプの準備の手間が省けるのも利点です。

 

ただし、利用する前に注意しなければならない点があります。

それは、電気自動車を活用してキャンプを楽しむ際は、普通のキャンプ場ではなくオートキャンプ場を選ぶ必要があるという点です。

 

キャンプ場では、利用可能エリアから離れた駐車場に車を停めなければならないため、電気自動車のバッテリーから調理家電へと給電することができません。

一方、オートキャンプ場は利用者それぞれの区画がはっきりと決まっており、その区画内にキャンピングカーや乗用車を駐車できます。

したがって、オートキャンプ場では電気自動車のバッテリーから給電して、さまざまな家電製品を利用することが可能です。

災害時の非常用電源

電気自動車のバッテリーは、災害時にも非常用電源として利用できます。


SEALに搭載されているような大容量のバッテリーなら長時間の使用も可能で、騒音や有害な排気ガスを出すこともありません。

また、必要な場所まで自走できるため、遠く離れた避難所にも給電することができます。このように、電気自動車は災害時においてたくさんのメリットをもたらしてくれます

たとえば、過去には以下のようなケースで電気自動車のバッテリーが活用されました。


被災地で電気自動車が活用された例

  • 家電製品の動作

  • 携帯電話の充電

  • 夜間の照明

  • 電動ポンプによる地下水の汲み上げ


電気自動車のバッテリーは、停電を伴う被災生活の困難を取り除き、迅速な復旧作業をサポートしてくれます。

もし災害に遭遇しても電気自動車を有効活用できるよう、こちらの項目はぜひ覚えておきましょう。


BYDの電気自動車に関してよくある質問



ここからは、BYDの電気自動車を購入する際によく寄せられる質問をまとめました。

SEALやそのほかの車種を購入するときの参考にしてください。

フル充電後の航続距離はどれくらいですか?

一度のフル充電で、SEALの通常モデルは640km、AWDモデルは575km走行することができます。

そのほかの車種の航続距離は、以下の表をご覧ください。


各車種の満充電後の走行距離

車種

航続距離

BYD ATTO3

470km

BYD DOLPHIN

400km

BYD DOLPHIN Long Range

476km

BYD SEAL

640km

BYD SEAL AWD

575km


航続距離が長い車種をお求めの方は、SEALがおすすめです。

ちなみに、通常モデルの場合は東京都から岡山県(およそ640km)まで、AWDモデルは東京都から香川県(およそ560km)まで走行できます。

雨や雪の日に充電できますか?

「雨や雪が降るなか、屋根のない場所で充電してもよいのか」と不安になりますよね。

結論から述べると、電気自動車は雨や雪の日に屋根のない場所で充電しても問題ありません。

ただし、いくつかの注意点は存在します。


雨や雪の日に充電するときの注意点

  • 充電口や充電コネクタは濡らさない

  • 濡れた手でコネクタを抜き挿ししない

  • 大雨や雷の日は充電しない


特に落雷の可能性がある場合は、電気自動車の充電を控えてください。

充電中に雷が鳴りだしたときは、車両や充電ケーブルにはできるだけ近づかないでおきましょう。

BYDの電気自動車は夏の暑さにも耐えられますか?

走行時、バッテリーの温度調整はエアコンの冷媒を用いて行われており、車両とバッテリーの温度を瞬時に適切な温度へと調整してくれます。

そのため、夏場でも問題なく走行できます。


ただし、バッテリーの温度は急速充電の利用後と高速走行時に上がりやすくなるため、高速道路利用時などには注意してください。

冬の寒さにも強いですか?

BYDの車両は、気温が4℃未満になるとパフォーマンスが低下します。

しかし、もともとのバッテリー容量が大きく航続距離も十分にあるため、突然充電が切れて動かなくなることはほとんどありません。


なお、寒冷地にお住まいの方は万が一のことを考えて、出かける前に充電スポットを確認しておくと安心です。


グレードアップしたSEALのバッテリーで長距離ドライブを楽しもう!


今回は、BYD SEALのバッテリーの優れた点を紹介しました。


SEALは従来の車種よりもバッテリー容量が大きくなっており、航続距離もグンと伸びています。

さらにCTBを採用したことによって車内にもゆとりが出たため、大人数が乗車しても狭く感じることはありません。


通常モデルあるいはAWDモデル、お好みのほうを選んで素敵なカーライフをお楽しみください。


BYD横浜中央店では、最新車種であるSEALのほかにATTO3やDOLPHINに試乗することができます。

BYD SEALの試乗レポートも公開中ですので、ぜひあわせてご検討ください!

監修者情報

監修者:もっちー

東京都新宿区の株式会社ecloreにて、Webマーケティング取締役事業部長兼メディア運営事業部長を担当。

大手美容クリニックのマーケティング担当を経て参画し、現在は自社サイトである『Rank-Quest』の提供するSEOサービスを統括する。


今回試乗させていただいたディーラー様:BYD横浜中央店

所在地:神奈川県横浜市中区長者町1丁目4−14

電話番号:0120-045-089

営業時間:10:00~18:00(毎週火曜日、水曜日は定休日)


対応いただいた担当者様:岡田智美さん


また、BYDの他の車種であるATTO3の試乗レポートと、DOLPHINの試乗レポートも公開中です!

ぜひ合わせてご覧ください。


BYDの試乗予約はこちら

ATTO3の試乗レポートはこちら

DOLPHINの試乗レポートはこちら


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