2024年6月、『BYD SEAL』がついに日本で販売開始となりました!
SEALに興味をお持ちの方のなかには「航続距離はどのくらいなんだろう」と気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
航続距離は、EVを選ぶ際の重要な指標の一つですから、きちんと確認しておきたいですよね。
そこで本記事では、「SEALの航続距離はどのくらい?」という疑問を解消します。
性能や魅力についても詳しく紹介しますので、ぜひご参照ください。
目次
BYD SEALとは
航続距離を確認する前に、まずはBYD SEALの概要を押さえておきましょう。
SEALは、BYDが2023年に発売した『ATTO3』『DOLPHIN』に次いで、日本で3番目に導入された、セダンタイプのEVです。
“e-スポーツセダン”という独自のポジションを確立しており、その名に劣らぬ高い走行性能を備えています。
また、詳しくは後述しますが、こだわり抜かれた外装からは、今にも走り出しそうな雰囲気が感じられ、まさにスポーツカーのような性能とデザインが魅力です。
そんなSEALは、駆動形式によって、RWDを搭載した“通常モデル”とAWDを搭載した“AWDモデル”の2種類に分けられます。
次項で2種の性能を、そのほかのBYDの車種とともに確認していきます。
航続距離をはじめとするEVの性能をBYDのほかの車種と比較
それでは、航続距離をはじめとするSEALの性能を見ていきましょう。
SEALの2種類のモデルとATTO3、DOLPHINの主な性能を以下にまとめました。
BYDのEVの性能比較
| SEAL 通常モデル | SEAL AWDモデル | ATTO3 | DOLPHIN ※スタンダートモデル |
タイプ | セダン | SUV | コンパクトカー | |
乗車定員(名) | 5 | |||
航続距離(km) | 640 | 575 | 470 | 400 |
電池容量 (kWh) | 82.56 | 58.65 | 44.9 | |
最高出力(kWh) | 230 | 390 | 150 | 70 |
車両価格(円) | 528万 | 605万 | 450万 | 363万 |
上記を見るとわかるように、SEALは両モデルともに、頭一つ抜けた航続距離の長さを誇ります。
通常モデルよりも航続距離が少し短いAWDモデルの場合でも、575kmと、東京駅から姫路駅まで充電を挟まずに行けるほどの長さです。
SEALは、電池容量がほかの車種よりも大きいため、この長い航続距離を実現しています。
また、大容量の電池は、通常モデルで230kWh、AWDモデルにおいては390kWhと、爆発的な最高出力を繰り出すのにも一役買っています。
ほかの車種よりも値が張りますが、お値段以上のポテンシャルをもっていることは、これだけでも十分に伝わるでしょう。
BYD SEALの魅力
SEALが優れた航続距離を備えていることがわかり、より関心が高まったのではないでしょうか?
ここからは、性能だけではわからなかったSEALの魅力を深掘りしていきます。
驚くべき走行性能
SEALの魅力としてまず挙げられるのは、加速力とハンドリングの良さが裏付ける走行性能の高さです。
SEALに搭載されたドライブモードの一つである“スポーツモード”では、圧倒的な加速力を発揮します。
通常モデルで静止状態から時速100kmまで5.9秒、AWDモデルにおいては3.8秒と、その加速タイムはスポーツカー並みです。
アクセルを軽く踏むだけで、グッと力強く前に進むのが体感できます。
また、SEALは操作性も抜群です!
細い路地や曲がり角の多い住宅街でも、セダンタイプの車とは思えないほど軽やかな運転を楽しめますよ。
その優れた操作性の秘密は、ボディ剛性の高さにあります。
SEALは、バッテリーをボディの一部として敷き詰める“CTB”を採用しており、それによって高度な剛性を実現しているのです。
一般的に、車は剛性が高いほど操作性も向上するため、剛性に優れたSEALはハンドリングが良いといえます。
これらの観点から、SEALの走行性能の高さがうかがえるでしょう。
スポーツカーのような外装
スポーツカーのように機能美あふれる外装も、SEALの魅力を語るうえでは欠かせません。
外装のデザインは、SEALの名前の由来でもある、アザラシがモデルとなっています。
水中を泳ぐアザラシが、魚を捕らえるときに見せる俊敏さからインスパイアされ、このデザインが誕生しました。
SEALのボンネットには2本のプレスラインが力強く刻まれており、前進感や疾走感があふれています。
また、後方にみられる水平線のようなテールランプは、全体のスタイリッシュな印象をより引き立たせています。
このように、スポーティーな外装をまとったSEALは、「スポーツカーが好き!」という方には、たまらない車といえるでしょう。
ブルーやグレーをはじめとする、全5種の豊富なカラー展開で、あなたにピッタリのデザインがきっと見つかるはずです。
こだわり抜かれた内装
SEALは、外装にとどまらず、内装にもこだわりを感じられる仕上がりになっています。
内装は、有名な欧州車のデザインにも携わった経歴をもつ、デザイナーのミケーレ・パガネッティ氏によって手がけられました。
車内を見渡すと、多くの部分でスエードとレザーが用いられており、質感・見た目ともにエレガントな印象を受けます。
特に、本革のナッパレザーがあしらわれたシートの座り心地は抜群で、長時間の走行でも苦に感じることはありません。
シートの背面に施されたダイヤモンドキルティングの美しさに、あなたの心が奪われること間違いなしです。
最先端かつ利便性の高いハンドル周り
最先端の技術が集約され、利便性に富んでいるハンドル周りもSEALの魅力の一つです。
それを代表するのが、フロントガラスに投影されるヘッドアップディスプレイです。
ドライバーの視線の先にスピードメーターが表示される仕組みとなっており、運転中でも安全に速度を確認できます。
また、シフトレバーにおいては前後へのスイッチングで操作できるので、直感的に使えます。
このようにハイテクな機能を備えたSEALですが、ウィンカーのように従来の車と操作感が変わらない部分があるのもうれしいポイントです。
最先端の技術と従来から培われてきた技術がコラボし、どなたでも「使いやすい」と思える仕様となっています。
あらゆるシーンに対応できるラゲッジスペース
最後に紹介するSEALの魅力は、車体後部にある、400Lもの容量を誇るラゲッジスペースです。
大きめのスーツケースが複数あっても余裕をもって収納できるので、荷物の多い旅行の際にも大活躍してくれますよ。
また、後部座席を倒せばより多くの荷物を積み込めます。
なお、SEALの通常モデルのラゲッジスペースはこれだけではありません。
なんと、ボンネット側にも50Lぶんの荷物が入るラゲッジスペースが存在します。
後ろの収納だけで足りない場合には、こちらも活用するとよいでしょう。
開閉は車内のディスプレイからも操作できるので、同乗者がいる場合は「荷物で手がいっぱい……」というときでも便利です。
通常モデルとAWDモデルどちらがおすすめ?
前述した通り、SEALには通常モデルとAWDモデルの2種類があります。
SEALの購入を検討している方のなかには「どちらのモデルにしようか決まらない……」という方も、いらっしゃるかもしれません。
そこで以下では、それぞれがどのような方におすすめなのかを紹介します。
通常モデルがおすすめの方
通常モデルは「できる限り費用を抑えてパワフルなEVに乗りたい」「航続距離が長いEVが欲しい!」という方に、おすすめです。
通常モデルの強みは、圧倒的なコストパフォーマンスの良さです。
528万円と、AWDモデルよりもお手頃な価格であるにもかかわらず、640kmという不足ない航続距離を誇ります。
日常生活で難なく利用できるのはもちろん、旅行においても200~250km圏内であれば、充電なしで確実に往復できます。
また、AWDモデルと比べるとどうしても加速性能が劣りますが、それでも十分な疾走感を堪能できるはずです。
AWDモデルがおすすめの方
「スポーティーな車が大好き」「力強いEVに乗りたい」という方には、AWDモデルがピッタリです。
AWDモデルの優れている点は、やはり最高出力の高さから繰り出される、スポーティーかつパワフルな乗り心地です。
アクセルを踏み込んで、一瞬で加速するときに感じられる重力は、スポーツカーが好きな方の心をつかんで離しません。
また、冬の豪雪地域のように路面が不安定な環境でも、そのパワフルさから安定した走行を実現します。
航続距離は通常モデルに劣りますが、それでも575kmと、ほかの車種と比べれば長いため、利用において困ることはないでしょう。
日本全国の充電インフラの整備状況
SEALの航続距離は十分に長いことがわかりましたが、それでも利用シーンによっては道中で充電が必要なときが訪れるはずです。
そこで気になるのが、日本全国の充電インフラの整備状況ではないでしょうか。
経済産業省の発表によると、日本全国の充電設備の数は、2024年3月時点で普通充電器が約3万口、急速充電器が約1万口とされています。
ガソリンスタンドの数が約3万か所弱であるため、一見すると、すでにそれなりの数があるように思えます。
しかし、電気自動車の充電にかかる時間を加味すると、まだまだ十分とはいえません。
そこで現在、政府主導のもと充電インフラの拡充を目的とする施策が進められています。
“2030年までに普通充電器を12万口、急速充電器を3万口設置する”という目標が掲げられているので、充電インフラの整備状況は数年のうちに良くなるでしょう。
参照元:経済産業省「第7回 充電インフラ整備促進に関する検討会 事務局資料」
参照元:経済産業省「揮発油販売業者数及び給油所数の推移(登録ベース)」
BYD SEALをお得に購入する方法
SEALは、日本で発売されているBYDの車種のなかでもトップクラスの性能を有していることもあり、どうしてもお求めやすい価格とは言い難いものです。
しかし、EVを購入する際に受けられる優遇措置を活用すれば、お得にSEALを手に入れられます。
SEALを購入する際に活用できる優遇措置は、以下の通りです。
SEALの購入時に使える優遇措置
優遇措置の名称 | お得になる価格(円) |
CEV補助金 | l 通常モデル:45万 l AWDモデル:35万 |
エコカー減税 | 約37,500 |
グリーン化特例 | 約18,750 |
自治体の補助金 (※東京都の場合) | 45万 |
住まいが東京都であれば、これらの優遇措置を活用した場合、通常モデルで約95万円、AWDモデルで約85万円お得に購入できます。
つまり、それぞれ実質的に433万円と520万円でお買い求めいただけるということです。
このように、優遇措置をうまく活用すれば、SEALを購入する決心がつかない費用面での不安もクリアできるのではないでしょうか。
各優遇措置の詳細を政府や自治体、次世代自動車進行センターに確認のもと、ぜひお得にSEALを手に入れてくださいね。
BYD SEALの航続距離は通常モデルで640km、AWDモデルで575km!
本記事では、航続距離を中心とするBYD SEALの性能や魅力を紹介しました。
SEALの航続距離は通常モデルで640km、AWDモデルで575kmと、ほかのBYDの車種と比べても頭一つ抜けた長さを誇ります。
また、その航続距離のもととなる大容量なバッテリーによって、パワフルな走行を可能としています。
「充電の心配をせず、スポーツカーのような車に乗りたい!」という方には、もってこいの車といえるでしょう。
BYD横浜中央店では、SEALの試乗体験を実施しております。
「驚異の航続距離を実現する、バッテリーの爆発力を肌で感じたい!」とお考えの方は、事前に連絡のもと、ぜひ当店にお越しください。
また、BYD SEALの試乗レポートも公開中ですので、ぜひ一緒にご覧ください。
監修者情報
監修者:もっちー
東京都新宿区の株式会社ecloreにて、Webマーケティング取締役事業部長兼メディア運営事業部長を担当。
大手美容クリニックのマーケティング担当を経て参画し、現在は自社サイトである『Rank-Quest』の提供するSEOサービスを統括する。
今回試乗させていただいたディーラー様:BYD横浜中央店
所在地:神奈川県横浜市中区長者町1丁目4−14
電話番号:0120-045-089
営業時間:10:00~18:00(毎週火曜日、水曜日は定休日)
対応いただいた担当者様:岡田智美さん
また、BYDの他の車種であるATTO3の試乗レポートと、DOLPHINの試乗レポートも公開中です!
ぜひ合わせてご覧ください。