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もっちー

電気自動車を洗車する方法はエンジン車と比べてどう違う?



電気自動車はバッテリーに貯めた電気で動くため、「洗車したら動かなくなるのではないか……」と不安に思うかもしれません。 

故障させてしまうリスクを避けるため、洗車する際のエンジン車との違いはあらかじめ押さえておきたいところです。 

 

そこで本記事では、安全に配慮した電気自動車の洗い方をお伝えします。 

電気自動車の購入を検討するうえで、洗車方法を確認しておきたい方は、ぜひ最後までご覧ください。 


目次


電気自動車の洗車方法


電気自動車は、エンジン車と同様に水や洗剤を使用して洗うことができます。 

 

というのも、電気自動車に内蔵されている高電圧バッテリーは、多少の水がかかっても感電、あるいは故障することはなく、水没にも耐えられるように設計されているからです。 

 

ただし、電気は水を通すことから、誤った場所に水をかけてしまうと、バッテリーが壊れたり、電気自動車本体が正常に稼働しなくなったりするおそれがあります。 

 

洗車によって電気自動車が故障するのを防ぐためにも、正しい洗車の手順を事前に確認しておきましょう。 

ここでは、手洗い洗車と自動洗車に分けて適切な洗い方をお伝えします。  

手洗い洗車

ご自身で電気自動車を洗車する場合は、電源を落としてから一定時間放置して、バッテリーが十分に冷えた状態で行います。 

 

稼働中や電源を落とした直後のバッテリーやモーターは、高温または高電圧になっている可能性があり、万が一触れてしまうと感電する危険が伴います。 

そのため、必ず電源を切ったあとに、バッテリーが熱をもっていないことを確認したうえで洗車してください。 

 

実際に洗う場合の流れは、エンジン車と大差はありません。 


  • ボディの表面の汚れを落とす 

  • 車のアンダーカバーやホイールについた汚れを落とす

  • やわらかい布に洗剤をつけ、車体の上からかけた水の流れに沿って磨く 

  • 水で洗剤をよく洗い流す

  • 清潔な布でボディについた水滴を拭き上げる


中性洗剤で車を洗うときは、洗剤の取扱説明書に沿って使用し、円を描くように拭いたり、横方向に拭いたりすることは避けましょう。


洗浄水の流れに逆らったり、強く押し当てて拭いたりすると塗装が落ちる可能性があるため、車体の上から下にかけて優しく拭くのがキレイに仕上がるコツです。


車体に傷がつくことを防ぐためにも、電気自動車はご紹介した流れに沿って洗うのが適切です。

自動洗車

電気自動車は、ガソリンスタンドや洗車専門店にある自動洗車機を活用して洗うこともできます。 

 

基本的に自動洗車機に入るサイズであれば、洗車できる車に制限はありません。 

洗車機の利用方法は、エンジン車と同じです。 

 

  • 電気自動車を洗車機にかける手順 

  • 十分なバッテリーがあることを確認する

  • 洗車トンネルの所定の場所に着いたら、ギアをニュートラルに入れる 

  • 電気自動車の自動機能をオフにする 

  • イグニッション(EVシステム)をオンにする


洗車機にかける前は、ワイパーが水を感知して作動するのを防ぐために、自動機能がオフになっていることを確認しましょう。 

また、窓やドアはロックしていないと車内に水が入ってしまうので、必ず閉めたうえで利用してください。 

充電リッドや窓などがロックされる“洗車モード”が搭載されている車種もあるので、洗車機を利用する前に確認することをおすすめします。 

 

また、自動洗車の際は、使用されるブラシのタイプや洗浄水などをチェックするのも、忘れてはならないポイントです。 

洗浄力の強いブラシやろ過されていない水を使用すると、特に色が濃い車は塗装が剥がれて、塗膜の耐久性や光沢度を低下させてしまいます。 

 

上記のポイントにくわえて、ガソリンスタンドや洗車専門店のスタッフに、電気自動車でも利用できる洗車機かどうかを問い合わせたうえで利用すれば安心です。 

 

なお、洗車したあとの水滴を拭き上げるあいだに、拭き上げスペースに設置された充電器を使って充電できるガソリンスタンドもあるため、検討してみてはいかがでしょうか。

電気自動車を洗車する際の注意点


電気自動車を洗う種類別の手順をご確認いただいたうえで、感電あるいは故障するリスクを避けるために気をつけたいことをお伝えします。

充電中に洗車しない

電気自動車は、バッテリーの充電中は洗車できません。


充電する際の差込口である“充電リッド”が開いていると、充電装置に水がかかり、火災や感電を起こす原因となるからです。


そのため、必ず電源を落とし、充電リッドが閉まっていることを確認してから洗車してください。

また、洗車中に充電リッドを触ることも、感電するリスクを避けるために控えましょう。

特定の箇所に水をかけない

電気自動車を安全に洗車するうえで重要なのは、水をかける場所です。

先述した充電リッドのみならず、電気自動車には水をかけると危険な箇所があります。


たとえば、車両前方にあるモータールームに水がかかると、電気回路に使用する部品の故障につながります。


また、電気自動車のセンサーやカメラなどの精密機器も、勢いよく水が当たると感電したり故障したりするおそれがあるのです。

水がしみ出してこれらの精密機器にかからないように、高圧洗浄機で強い水圧を与えつづけることは避けてください。


電気自動車を洗車する頻度の目安


電気自動車の洗車の目安は、1か月に1回程度です。

近年の電気自動車のボディには、水垢や汚れが付着するのを防ぐコーティングが施されており、頻繁に洗車する必要はありません。

反対に1か月に何回も洗車すると、そのコーティングが剥がれて、かえって塗装を劣化させてしまいます。


ただし、ボディに付着したらすぐに取り除いたほうがよい汚れもあります。

たとえば、酸やたんぱく質を含む鳥の糞や虫の死骸は、放置しておくとボディを傷つける原因になるのです。

また、沿海部や汚染が深刻な地域を走行したあとは、その日中に電気自動車についた塩分や汚染物質を洗い流すことをおすすめします。


お住まいの地域や走行する場所、付着した汚れによって、適切なタイミングで電気自動車の汚れを落とし、キレイなボディを保ちましょう。


電気自動車の洗車におすすめの天候や時間帯


電気自動車は、曇りの日の早朝や夕方のほうが、より効率的に洗車することができます。


日差しの強い日や時間帯に洗車すると、水や洗剤がボディの上ですぐに乾いてしまい、水垢やシミが残ることがあります。

せっかく洗車しているのに、むしろ汚れがついてしまっては本末転倒です。

新しくついた汚れも落とすとなると、余計に時間がかかってしまいます。


こうした事態を避けるためにも、なるべく日が当たらない涼しい時間や場所で電気自動車を洗うのがおすすめです。 【関連記事】 電気自動車(EV)は冬が苦手?安全に乗るための対策を解説


電気自動車は電子機器に水をかけないこと以外は、洗車方法はエンジン車と同じ


今回は、電気自動車を洗う際にエンジン車とは異なる点をお伝えしました。


電気自動車には、充電リッドやモータールームなどに水が入ると感電や火災が起きる危険性があるため、充電中の洗車や高圧な水を当てつづけることは避ける必要があります。

これらに注意すれば、電気自動車はエンジン車と変わらず手洗いしたり、洗車機にかけたりして、ボディを掃除することが可能です。


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