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電気自動車でもメンテナンスは必要?メンテナンス内容を解説

もっちー

更新日:2024年11月1日


環境汚染が社会問題になっている昨今、ガソリンを使わず電気で動く電気自動車が世界中から注目を集めています。

一般的な車とは構造が異なる電気自動車には、メンテナンスが必要かどうか気になる方も多いでしょう。

 

この記事では、電気自動車をメンテナンスする際の点検項目や費用、車検についてなどを詳しく解説します。

電気自動車のメンテナンスに関する疑問を解消したい方は、ぜひご一読ください。


目次


電気自動車とガソリン車の違い


電気自動車は、一般的にEV(Electric Vehicle)とよばれ、電気でモーターを回転させて走行します。

ガソリンをまったく使用しないため、走行中はCO2を一切排出しないことが大きな特徴です。

そのため、環境に優しい次世代の自動車として世界中で注目されています。

 

電気自動車とガソリン車の主な違いは、使用する動力源が異なるので、動力系の内部構造にも差異が生じる点です。

そして、構造上のもっとも大きな違いがバッテリーです。

以降で、電気自動車に必要不可欠なバッテリーについて解説します。

バッテリー

バッテリーは電気自動車にとって、心臓部といえるほど重要なパーツです。

電気自動車をライフスタイルに取り入れるなら、最低限の知識をもっておいたほうがよいでしょう。

2種類のバッテリー

電気自動車には、役割が異なる2つのバッテリーが搭載されています。

一つは、走るための“駆動用バッテリー”です。

最高出力や走行距離など、電気自動車としての性能は、このバッテリーで決まるといえるほど、重要な役割を果たしています。

この駆動用バッテリーは電気自動車特有のもので、一般的には大容量のリチウムイオン電池が使われています。

 

もう一つが、ライトやパワーウィンドウ、オーディオなどの一般電装品を動かすための電気を供給する“補機用バッテリー”です。

補機用バッテリーはガソリン車にも搭載されており、劣化が進むと、エンジンがかかりにくい、ヘッドライトが暗いといった兆候が現れます。

しかし、電気自動車は駆動用バッテリーから必要に応じて、補機用バッテリーを充電する仕組みになっているため、ガソリン車のような兆候が現れません。

その結果、突然、補機用バッテリーが故障してしまうケースがあります。

そんな状況を回避するためにも、定期的な点検および交換を行うことが大切です。

バッテリーの寿命

それほど電気自動車にとって重要なバッテリーですが、寿命はどのくらいかが気になるところですよね。

 

電気自動車のバッテリー寿命の目安は、一般的に“8年または走行距離16万km”といわれています。

ただし、電気自動車メーカーによって保証内容は異なり、“8年または走行距離24万km”を保証しているメーカーもあります。


電気自動車のメンテナンスで注意すべき点


電気自動車とガソリン車では内部構造が大きく異なり、メンテナンスでチェックすべき点も変わってきます。

ここからは、電気自動車のメンテナンスで注意する点を説明します。

消耗する部分

電気自動車は、電気モーターの抵抗で減速させる“回生ブレーキ”を使用しています。

タイヤについているブレーキディスクやブレーキパッドを使用せずに、減速時のエネルギーを有効活用する電気自動車特有のブレーキシステムです。

このシステムがあるために、ガソリン車と比べると、電気自動車のブレーキディスクやブレーキパッドの交換回数は非常に少なくなります。

 

一方、電気自動車は車体が重いため、タイヤの摩耗率が高くなる傾向にあります。

同じサイズのガソリン車よりも、タイヤに関してはこまめなチェックが必要です。

メンテナンスをどこに依頼するか

メンテナンスは、整備会社か正規ディーラーに依頼するのが一般的です。

電気自動車のメンテナンスを行う整備会社には、「電気自動車などの整備に係る特別教育」を受講した自動車整備士がいるため、安心してメンテナンスを任せられます。

 

対して、正規ディーラーには、自社ブランドの電気自動車に関する、詳しい知識や整備スキルをもったディーラー整備士がいます。

より専門的なメンテナンスをお望みならば、正規ディーラーがおすすめです。

ただし、正規ディーラーは整備会社に比べて費用が高いため、整備会社の実績や費用などもリサーチしたうえで、両者を比較検討することが大切です。

メンテナンスを受ける頻度

メンテナンスは、ガソリン車と同じ頻度で受けることをおすすめします。

後述するように、電気自動車はメンテナンス項目が少ないのですが、かといってメンテナンスをおろそかにしてよいわけではありません。

一般的な消耗品やタイヤの消耗率などを考慮すると、車検のタイミングでメンテナンスを受けるのが望ましいでしょう。


電気自動車のメンテナンスの点検項目


メンテナンスは専門家に任せるのが一番ですが、日常的な点検は専門家でなくてもできます。

実は個人でできる点検の項目は、ガソリン車と電気自動車で大きな違いはありません。

ちょっとした異常を最初に発見できるのは、日々運転しているドライバーです。

ささいな異常から内部の不具合が明らかになった結果、大事に至らずに済むケースもあるため、日々の点検は非常に重要です。

日常点検の基本的なポイントを、以下にまとめたので参考にしてみてください。


【日常点検項目】

  • ウィンドウ・ウォッシャー液の量

  • ウィンドウ・ウォッシャーの噴射状態

  • ワイパーのふき取り状態

  • ブレーキ液の量

  • ブレーキ・ペダルの踏みしろおよびブレーキの効き

  • パーキングブレーキ・レバーの引きしろ

  • バッテリー液の量

  • 冷却水の量

  • タイヤの空気圧

  • タイヤの亀裂、損傷および異常な摩耗

  • タイヤの溝の深さ

  • ランプ類の点灯、点滅およびレンズの汚れ、損傷

  • エンジンのかかり具合および異音

  • エンジンの低速時および加速時の状態


これらの項目が、電気自動車、ガソリン車ともに共通して点検すべき項目であることを考慮して、1か月に1回は点検を行いましょう。


エンジンオイルの交換について

エンジンではなく、モーターで走る電気自動車には、そもそもオイル交換は必要なのでしょうか?

 

電気自動車はエンジンを積んでいないので、エンジンオイルは使われていません。

そのため、エンジンオイルの交換は不要です。

ただし、電気自動車でも潤滑性を求められる部分や冷却が必要な部分には、その役割を果たすオイルが必要になります。

電気自動車はオイル交換が完全に不要なわけではなく、部分によっては交換する必要があると覚えておいてください。

メンテナンスの費用と維持費

メンテナンスの費用は、主に車検代、法定点検代、消耗品代の3つに分けられます。

車検は、正式には“自動車検査登録制度”といい、車が保安基準を満たしているかを検査する制度のことです。

また、法定点検は、先ほど触れた、故障やトラブルを未然に防ぐための点検・整備です。

車検代や法定点検費用は、業者によって価格に大きな幅があるため、綿密なリサーチを行うことをおすすめします。

 

消耗品代に関しては、電気自動車はガソリン車よりもかからないといえます。

なぜなら、電気自動車はオイル周りの消耗品の交換が不要だからです。

また、ガソリン車よりもブレーキによる摩耗が少なく、ブレーキパッドの交換頻度が高くないことも影響しています。

 

また、メンテナンス費用とは別に、電気自動車を維持するための費用も気になるところですよね。

以下に、維持費の具体的な相場を、ガソリン車と比較するかたちでまとめたのでご活用ください。

 

【電気自動車とガソリン車の比較】

 

電気自動車

ガソリン車

燃費・電費(年間走行距離1万km)

約3万9,000円

約11万円

自動車重量税

購入後5年間0円

約3万円

自動車税

6,250円

※「グリーン化特例」の適用による新車登録年度と翌年度分の金額

2万5,000円

自賠責保険

8,825円

8,825円

自動車保険

年間11万7,990円

年間11万8,900円

合計

17万2,065円

28万3,990円

 

このように、電気自動車の維持費はガソリン車よりも安い傾向が見られます。

総合的に、継続して発生する費用と合わせて考えると、ガソリン車よりも安く抑えられるといえるでしょう。

電気自動車の本体の価格だけでなく、メンテナンス費用や維持費用を含め、長期的な視点で購入を検討してみるのも一案です。

 

参照元:国土交通省


電気自動車の車検


電気を使って走る電気自動車の車検は、一般的な車の車検とはどのように違うのでしょうか?

ここでは、電気自動車の車検について解説します。

ガソリン車との車検の違い

電気自動車の内部構造はシンプルで、部品数もガソリン車よりも少ないため、車検の検査項目はガソリン車よりも減少します。

車検を受けるタイミングは、ガソリン車と同じで、新車購入から3年目、それ以降は2年ごとです。

電気自動車の車検費用

電気自動車の車検の費用は、大きく“法定費用”と“整備費用”の2つに分けられるので、それぞれ解説します。

①法定費用

法定費用とは、車検時に支払う税金や保険料、手数料を指し、具体的には、自動車重量税や自賠責保険料、印紙代が挙げられます。

 

自動車重量税と自賠責保険料は、金額が一律なので、本来かかる金額はガソリン車と同じです。

ただし、電気自動車にかかる税金は、税制優遇措置により免税または減税されるので、そのぶん法定費用を安く抑えられます。

税制優遇措置とは、エコカー減税やグリーン化特例といった制度で、対象は電気自動車のような環境性能が高い車です。

エコカー減税では自動車重量税が軽減され、新車登録時と初回車検時の計2回分が免税されます。

グリーン化特例は、新車登録時の翌年度分に、自動車税が最大75%軽減される制度です。

購入する車の区分と購入時期によって軽減される割合は変わりますが、非常にお得な制度なのでぜひ活用したいところです。

 

印紙代は、車検に必要な手続きで発生する手数料のことで、税金や手数料を納めたことを証明する役割をもっています。

印紙代は一律ではなく、支払う場所によって変動するため注意が必要です。

②整備費用

整備費用は、一般的に各ユーザーの乗車スタイルによって変わってきます。

ただし、電気自動車は動力系の部品数がガソリン車よりも少ないため、整備費用をガソリン車よりも安く抑えられます。

以下に、電気自動車とガソリン車の主要部分の違いをまとめたのでご覧ください。

 

【電気自動車とガソリン車の主要部の違い】

 

電気自動車

ガソリン車

主要部の部品

・バッテリー

・インバーター

・モーター

・クラッチ

・マフラー

・ラジエーター

・燃料タンク

・変速機

・エンジン

 

このように、電気自動車は部品が少なく、ガソリン車のように交換が必要な部品がほぼありません。

部品が少なければ、比例して検査する項目も少なくなるため、そのぶん整備費用は安くなるということです。


万が一修理が必要になった際の費用


修理が必要になった場合、費用はどれくらいかかるのか気になる方も多いでしょう。

一部の高級ブランドの電気自動車以外では、修理費はガソリン車とそれほど変わらないという調査結果が出ています。

 

ただし、損傷した部分によっては、ガソリン車よりも高額になる可能性があります。

たとえば、電気自動車の心臓ともいえるバッテリーを修理することになった場合、修理費用は非常に高額になると考えておきましょう。

また、電気自動車は加速力が強く、ガソリン車よりも発進時の事故が多いといわれています。

ちょっとした運転ミスから、修理費用を払うことのないように、常に安全運転を心がけていきたいものですね。


電気自動車も定期的なメンテナンスは必要


今回は、電気自動車のメンテナンスについて、具体的な点検項目や費用、あわせて車検についても解説しました。

 

電気自動車はガソリン車よりも内部構造がシンプルなぶん、メンテナンスのハードルが低く、費用を安く抑えられる傾向にあります。

この記事を読んで、定期的な点検や整備を行ったうえで、快適な電気自動車ライフを送りましょう。

 

BYD横浜中央では、電気自動車の構造に精通したプロのスタッフが点検や整備にあたります。

購入後のアフターケアも万全ですので、ガソリン車からの乗り換えや、購入をお考えの方は、気軽に店舗へお越しください。


(P.S.)

BYD横浜中央は、未来の自動車産業を担う「プロフェッショナル」を応援しております。

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